林と原の器づくり

瀬戸で陶芸を学んで、東京で作陶している2人の制作・作品について紹介するブログです。

2人展おわりました。

こんばんは、林です。

先日の日曜日に、2人展が終わりました。

僕はその前の日の土曜日に、僕・原・娘ちゃんの3人でお店に伺いました。

原にとっては2年ぶりくらいの宙さん。

娘ちゃんにとっては、産まれて初めての宙さんでした。

娘ちゃんをオーナーさんに抱っこしてもらおうとしたら、大泣きしたのが可愛かったです。

 

今回の展示が終わってしみじみ感じたのですが、なんかまだまだ頑張らなきゃならないことがたくさんあるな、と。

これまでの僕の仕事の肝は「気に入った素材(土・釉薬・焼き方)と形(ロクロ・型など)をいかにマッチさせるか」なわけですが、それは暗がりの中を手探りでゴールを目指すような、試行錯誤をしながら少しずつ進んでいくようなやり方です。

それが今回の掛け分けのシリーズでは、素材・形に加えて、装飾を探らなければならないわけで、それはもう風船で闇夜をさまよってるみたいな、なんとも心もとないトライ&エラーの繰り返しといった感じでした。

これはなんといっても僕の装飾に対する経験不足が原因かなと思います。

 

 

そんな気持ちと少し関係があるのかもしれませんが、東京都現代美術館に「ミナ・ペルホネン」の展示を見に行ってきました!

多分これまでの僕だったら行かなかった展示ですが、今の僕には興味深い展示でした。直接的に参考になるものではないですが、なんかとても楽しかったです。

ミナ・ペルホネンの図柄ってフワフワ~とした柔らかいイメージだったので、デザインする際もサラサラ~と作っているのかと思ってましたが、なんかすごくしっかり考えぬかれたうえで出来上がっているのだと感じました。

 これは僕がちょっとやそっとでうまくいかないわけだという、よくわからない納得をしました。そうしたらなんか吹っ切れて、今後へのファイトが湧いてきましたよ。

ちなみに、皆川明さんには10年近く前に僕の器を買っていただいたことがあります。その時は二言三言、言葉を交わしましたがとても柔らかい印象の方だったのを覚えています。もっとも僕は皆川さんの顔を知らなかったので、後でその方が皆川明さんだと聞いて驚いたのでした。

 

話がまとまらないので、この辺りでおしまいです。

 来年の抱負は「装飾と友達になる」です。